筆力向上324日目。
CUBE観ました。
確かにSAWと同列に挙げられる映画だなと感じました。
どちらも極限状態での人間心理を上手く描写していると思います。
SAWは、犯人や、その動機、目的、というものがはっきりしているのに対してCUBEではもうすごい不足ですよ、というくらい語られていない。
なぜ立方体の部屋にいるのか、なぜここに入れられたのか、なんてものも語られない。登場人物の関連性とかも語られない。
語られないずくしなのです。
例えるなら、孤島の洋館で起こる殺人事件。そこにいた執事やらメイドさん男女数名が「まずい、ここにいたら殺されるかも知れない」「犯人は我々の中にいるのかもしれない」なんて言いながら慌てる。
探偵は不在。ただただパニックに陥った執事やメイドが慌てて島から脱出する、そんなお話。
分かりにくい例えですいません。
私の想像力不足、理解力不足、というのもあるのかもしれませんが、少し物足りない映画でした。
ただ設定はすごく魅力的です。
ある空間に閉じ込められた、見ず知らずの男女。一体どうして彼らはここに集められたのか……。なんて文で、面白そうと思える人なら見る価値はあると思います。
終わり。