筆力向上336日目。

 毎週土曜日はDVDを借りてくる日、という訳で今日も借りてきました。
 今回は銀河英雄伝説のOVA版全110話を見終わったので、外伝を借りてきました。外伝を観るべき順番が不明瞭なのですが、Wikipediaに書いてあった時系列順みたいなものを参考にして、螺旋迷宮1,2を借りてきました。
 一応それぞれが独立した物語らしいのでどれから観ても良さそうなんですけどね。
 後は、RD潜脳調査室の11巻。
 映画、ブラックホーク・ダウンメメント
 以上5つを借りてきました。
 銀英伝はもうなんというか最高に面白かったです。私的アニメランキング1位は攻殻機動隊なんですけれども、銀英伝も1位にしたいくらい面白かった。
 攻殻と銀英伝では面白さのベクトルが違うんですけどね。
 どんなアニメにしてもキャラクターに魅力を感じることが面白いと感じる第一条件ですね。無理やりキャラを立たせようとゴリ押しされると冷めてしまいます。
 キャラクターの台詞だけでなく、仕草や行動によってそのキャラクターが持っている信念や積み重ねてきた経験を暗に示すことが重要なんだと思います。
 「私は昔〜をしていたんだよ」とキャラクターに言わせる事なく、行動でそれを如何に伝えるか、難しいですけどそれがきちんと出来ているアニメは面白いと思います。
 それがしっかりできているか、なんて視点でアニメを観ていませんが、面白いと感じてその作品を振り返ればやはりキャラクターに魅力があるんだという結論に至ります。
 これはアニメだけじゃなくて、映画でも漫画でも小説でも言えることだと思いますけどね。
 最近色々な創作物において、魅力あるキャラクター像みたいなテンプレートがあって、それを使えばいいや、みたいな安易な発想が氾濫しているように感じます。
 ツンデレとか、無口で本好き席は窓際、みたいな設定とか。
 その設定自体は確かに上手く使えれば面白いんでしょうけど、特に理由もなく使ってしまってはいけない気がします。
 その設定が物語に上手く絡んで、そのキャラクターでなくてはいけない、という状況を作らなくてはいけないのです。代替があってはならない。
 複数いる登場人物の他の誰かに置き換えても、その役割が問題なく遂行されてしまうようではキャラクターが立っているとは言えないのではないでしょうか。
 攻殻機動隊で言えば、草薙素子の代わりにバトーがリーダー役を務めても同じ物語は展開しないでしょうし、銀英伝で言えばヤン・ウェンリーの代わりにダスティ・アッテンボローが同盟軍を指揮していたら違う物語になっているでしょう。
 キャラクターに合わせた物語を作るにしても、物語に合わせたキャラクターを作るにしても「この人だからこういう行動を取るんだ」と視聴者、読者に理解してもらえばそれが魅力を感じることに繋がるのだと思います。
 長々書きましたけど、既存の作品を批判するつもりは無いです。
 自戒の念って奴ですね。
 長くなったので終わる。
 了。