筆力向上354日目。
2010年に入ってから観た映画を思い出して書いてみたら、11作でした。
結構観ましたね。
今までは映画を借りてきて観るという生活をしていなかったので、これは結構な量だと思います。
今日は「アイランド」を観ました。
これはどんな作品か調べている段階でネタバレらしきものを読んでしまったのでまずかったなぁと思っていたのですが、私が読んだ部分は開始30分くらいでだいたい明らかになっていたので、問題なかったです。あれはネタバレじゃなくてあらすじだったのでしょうか。
今回はネタバレを含む文章を書くつもりなので、もしこの映画に興味がある方は読まない方がいいかも知れません。
という訳で以下ネタバレ。
主人公は隔離された施設内で生活してる。理由は外界が汚染されているから。しかしそれは嘘で、施設で生活している人々は皆、クローン。何らかの理由で臓器が必要になったり、子供が産めない体だったりした場合にクローンによって、臓器であったり代理出産であったりをさせているのだった。
それを知った主人公は施設から脱出する、というのが序盤の展開。
このクローンと判明するまでを長く描いて、隔離されている状況をもっと不可解な感じにして視聴者を引き込んでもよかったと思うのですが、この映画が語りたい部分はそこではなかったようです。
クローンは記憶を刷り込まれ、外界に恐怖を抱くようにされ、外界の知識は殆ど持たない状態です。普通の人でいえば15歳くらいの未熟さらしい。
そんな状態なのに主人公とヒロインは結構上手に逃げ回り、立ち回ります。
主人公にはクローンのくせに本物の記憶が若干宿っているよう。これがどうしてなのかは謎です。
主人公は本物の自分に会いますが、本物はクローンを消そうとします。まぁもう一人の自分がいたら気持ち悪いですしね。しかしそこはクローン君の知恵が勝ちまして、本物をクローンだと思わせて殺させます。
クローンは晴れて本物となったのです。
しかし主人公は仲間たちも救おうという正義感にあふれた男で、再び施設に侵入し格闘の末、何千人というクローンの命を救ったのでした。
めでたしめでたし。
分かりにくい説明で申し訳ないですが、こんな感じでした。
クローンが世に出たら一体どんな扱いを受けるのでしょうか。社会問題とかそういうレベルの話じゃなさそうです。加えてなんら生活して行く知識を持ち合わせていないとなるとかなり大変そう。
そういう後日談的な部分を丸投げしているので、素直にめでたしめでたし、といった感想を持てません。
展開に無理があるように感じてしまうんですよね。
緊迫感はあったし、映像技術的にもすばらしかったと思います。
でもなんだか物足りない作品でした。
まとまらない感想ですがこれで終わります。
了。