批判。

 あるアニメに対する批判を見たんです。私はそのアニメを観たことが無いので何とも言えないのですが、一つ思ったことがあるので今日はそれについて書きたいと思います。
 否定的な意見に対して「嫌なら見るな」なんて反応をよく目にします。正論です。正論ですけど、そうやって自分の気に入らない意見を言う人を排除していくのが果たして良いことなのかどうかは疑問です。
 そしてもう一つ「見たことも無い奴が偉そうに言うな」というような反応も目にします。これはにわかな知識で批判した人に対する言葉ですね。これを逆に考えると「しっかり見たなら偉そうな事を言ってもいい」という風にも取れます。
 「見たことも無い奴が〜」と言われた人がその後アニメ等をしっかり見て批判したとしたら「嫌なら見るな」と言われてしまう訳ですね。
 
 簡単な例を挙げてみると
A「あのアニメって萌えキャラばっかりでつまらなそう」
B「キャラだけじゃなくて話が面白いんだよ。観てもいないのに偉そうに言うなよ」
 数日後
A「あのアニメ観たけどやっぱり面白くないよ」
B「文句言うなら観るなよ」
 
 こんな感じでしょうか。Bさんは自分が好きなアニメを否定されたくないんですね。自分の好きなものを否定されるのは確かに嫌です。面白いと思う感覚は人それぞれですから、自分の好きなものを他者に受け入れてもらえないのも仕方がありません。
 難しい話ですが否定的な意見も受け入れることが必要だと思います。
 しかしまぁ先入観で否定されるのは私自身許せないものがありますけどね。
 批評する人は先入観を捨てて、作品を観て知識を得た上で批評するのが良いのではないかと私は考えます。批評、とするならね。
 感想とかイメージの上で語るならそこまでこだわらなくてもいいと思います。
 全ての物事に対して、常に難しく考える必要なんて無いですからね。
 終わり。