自分が出来ないことに理由を付けて納得して、他人の所為にして納得して、そうして逃げてきた。
 嫌なことに立ち向かわず、見たくないことから目を背けて、そうして逃げてきた。
 やらなくちゃいけないと分かっていても出来なくて、誰かの優しさに甘えて。
 自分一人で解決してきたと思っていても、誰かに助けてもらっていて。
 言葉にしなきゃ分からないことを、言葉にしないままに伝えようとして。
 誰も傷つけないように抱え込んでいたはずなのに、抱えきれない。
 耐え切れると思っていたのに、耐え切れない。
 自分が強いなんて思ったことはなかったけれど、それでも思っていたよりもずっと弱かった。
 停滞したままの自分は前に進めず取り残され、やがて動くことすら許されなくなる、そんな恐怖。
 逃げ続けてきた故に恐怖に立ち向かう術を知らず、怯え続けるしかない。
 助けを呼ぶことさえ許されない。
 逃げることなどもちろん許されない。
 恐怖という底なし沼から這い出すことは叶わない。

 ブログに鬱々とした詩もどきを書いちゃう人って……なんて思っていましたがまさか自分が書くとは。
 なんだか書くことで楽になる気がしたので仕方ないね。
 終わり。