パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 感想。
久々に映画館で映画を観てきました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 3D」
3Dです。3Dじゃないのもありましたが、3Dです。3Dにすると+400円でしたが、3Dです。
これだけ3Dを連呼すれば、私がどれだけテンション上がったかお分かりいただけたと思います。私、3Dは初めてだったもので。
パイレーツシリーズは一応全シリーズ観ております。
ちなみに3作目はあまり好きじゃなかったです。
では感想書きます。
とりあえず、散々言った3Dですが、あまり3Dである必要性を感じませんでした。奥行き感はそれなりに出ていましたが、3Dを生かしたギミック的なものは殆どありませんでした。これなら3Dじゃなくてもよかったなといった感じ。目は全然疲れませんでした。
ストーリーは分かりやすかったです。ただ広げた風呂敷というか伏線を張ったのに回収していない、消化不良気味、という部分がいくつか気になりました。
いくつか挙げてみます。ネタバレになりますので、ご注意ください。(ネタバレと思われる部分は色を変えておきました)
・冒頭はスペイン視点で始まる訳ですが、その後終盤まで殆どスペインは話に絡んでこない。
・冒頭の謎の人物が持っていた本と、その後出てくる宣教師?の本が似ているっぽいし、宣教師の持っている本が意味ありげにズームされる場面もあるが、結局触れられない。
・アンジェリカがジャック・スパロウを騙って船乗りを集めていた理由が不鮮明。
・アンジェリカが、ジャック人形をジャックにバレないように回収するが、その後有効な使われ方をしないで、結局谷底に投げられてしまう。
・ジャック一行以外の皆さんはどうやって生命の泉に入ってきたの?
・終盤人魚のなんとかさんが、聖杯を拾ってきてくれる理由が良く分からない。そもそも聖杯が捨てられた事を人魚はどうやって知ったのか。
とまぁ思いついた事をさらっと書きだしてみました。
ストーリーを作る上で、必ず入れたい設定があって、それを単純に物語にして進めるだけでは面白くないから、色々付け足してみた感があります。あくまで想像ですけどね。
つまるところ、バルボッサを再登場させたくて、彼が活躍する物語を作りたかったのではないかなぁと感じた。ある意味彼が主人公なんじゃないかなぁと。
ジャックが最初捕まるのも、バルボッサとの顔合わせの意味で、ジャックが黒ひげの船に乗るのも、バルボッサと後々協力させる為で。更に最終ダンジョンである生命の泉でボス戦をさせてあげるというお膳立て。最後にはキャプテン・バルボッサに戻る。
バルボッサを主人公として考えると、なかなか面白い話に思えてくるんじゃなかろうか。ちょっと無理があるかなあ。バルボッサ主人公説、としなくてもジャックとバルボッサの友情のような腐れ縁のようなものを描きたかったと考えてもいいかもしれません。
今回のジャックは、仲間を簡単に裏切ってしまうような非道さが薄れ、良い人成分が多めな気がしました。
なんだかんだでオーランド・ブルームがいないと寂しいですね。
感想を見ると、こいつ楽しんでないんじゃないか、というような感想ですが、楽しかったです。ジョニー・デップが好きという補正と、このシリーズが好きという補正が掛かっているとは思いますが、楽しかったですよ。
またいつもの様にまとまりのない感想になりましたが、これで終りにしたいと思います。
完。