音楽について。
さて今日はYouTubeを観ていて思ったことを書きます。
YouTubeで気になった音楽を探していたときのこと。
タイトルが分かっていたのですぐに見つかって聴き始めました。
私はいつも、曲に対してみんなはどんな意見を持っているのかな、と気になるのでコメント欄を見ます。
そこで見かけたコメントに違和感を覚えたので、どうしてそういうコメントするのかな、という視点から考察していきたいと思います。
具体例がないと分かりにくいと思うので、私が気になったコメントをバンド名を伏せて引用させて頂きます。
新しいバンドでたらとりあえず、○○と○○に似てるってやつやめてほしい。くらべることじゃなくて、純粋にきいて良いか悪いかいってほしい。
私はこのコメントを見て、なぜ似ていると言ってはいけないのか、ということに疑問を持ったわけです。
このような意見は各所で見かけます。
ニコニコ動画のコメントでも、○○に似ているという意見に対して比べるなというコメントが付くのは日常茶飯事です。
ではなぜ比べてはいけないのか。似ていると言ってはいけないのか。
それはこのコメントをした人の中で、似ているという意見=マイナスな意見という図式が成り立っているからでしょう。もしかしたら比べるという行為自体が悪だと考えているのかもしれません。
私個人の視点から見れば、似ている事が悪いことであるとは言い切れないように思えます。
もちろん、似ているからダメだ、面白くない、というような否定的な意見で使われる場合もあります。
どうでしょう、何気なく訪れたお店のBGMで知らない曲が流れていて「あ、これ○○に似てるなあ」なんて思ったことはありませんか。その意見をそのまま文章として出力した場合、それは否定的な意見と言えるでしょうか。肯定的な意見、あるいは肯定とも否定ともいえない意見として捉えられるのではないでしょうか。
人間というのは今までの経験から判断、行動する生き物です。
新しいものと遭遇した時に、今までの経験と照らしあわせてしまうのはごく自然なことです。
新しい曲を聞いた時に、○○と似てるなあという意見が出ることも自然なことと言えます。
これによって似ているという意見=マイナスな意見という図式は成り立たなくなります。
すると○○に似ているという意見を言ってはいけない理由というものが無くなってしまいました。
ちなみに比べることが悪であるという意見の場合であっても、○○と似ているというだけでは比べていることにはなりません。○○と似ているが、○○の方が優れているという意見の場合には比較になるので、比べる事が悪であると言っている人に反論する術がありません。
私自身比べることが悪であるとは全く思わないので、じゃんじゃんやって下さいという感じなのですが。
そうでない人もこの世界にはたくさんいるんですね。
一つの要素を評価する基準として、他の要素と比較するというのは評価基準として当たり前のことだと思うんですけどね。
長文を並べてまで私が言いたかったのは、似ているとか別に言っていいじゃん!何が悪いんだよ!という事だったわけです。
いつも通り終盤の締まらない考察になってしまいました。
おわっとく。